作品紹介 | デザイナーズ住宅設計　株式会社 Platz建築設計事務所

住宅は現在供給側の論理によるものが当たり前のように売られ、住まい手側も企業ブランドという安心感のある「商品」として住宅を購入しています。商品である以上、企業は利潤を追い求め生産性の向上を目指します。それによって生み出される住宅は標準化され、何とも味気ない家となります。

そもそも住宅は大量生産の向かないものです。家族・生活の数だけ住宅の形は存在しますし、これで無くてはならないといった解答はありません。大切な事は、自分達が何の為に住宅を建てるのか目的をはっきりさせることです。

例えば、家族との関係づくりの為、家族との時間を大切にしたい。でも、ある程度プライバシーを確保したいとか、大雑把な目的を持ちます。これを実践できるよう手段・方法を考えれば良い訳です。それぞれ家族の家づくりの目的に沿った「商品」が都合よく見つかる訳がありません。個々に住宅を創りこんでゆくプロセスが必要なのです。

マンション（集合住宅）は収益性の高い建築であるがゆえ、専門的な知識が必要とされます。私共では法規制を守ったなかで最大限の床面積を確保しつつ、優れたデザイン・サスティナブル性（持続可能性）など取り入れた魅力あるプラン・企画をご提案し、常にコストの合理化を念頭にいれ設計を行っております。

サスティナブル性への対応はこれからの余剰住宅時代には重要な課題となります。住まい手であるシングル・DINKs・ファミリーなど家族構成のそれぞれ占める割合の変化に対して、市場ニーズにあった間取りの変更を柔軟に対応できるようにすることは大切なことになります。

私共ではこのような空室減への建築サイドで出来る対策として積極的にオーナー様にご提案させて頂いております。空家を作ることはオーナー様の収益を悪化させるだけでなく、住人にとっては衛生面や治安の悪化の懸念、街にとっては治安や安全面で悪影響を及ぼします。空室減こそがオーナー・住人・街に対して建築が出来る貢献であると考えています。オーナー様の土地の有無によらず、計画初期段階からご相談をお受け致しますのでお気軽にご相談ください。また、所有の土地のポテンシャルを知る上で有効であるボリューム計画も致しますのでお声掛けください。

リノベーション・リホームは建築的な高い知識が要求されます。構造的・熱環境・設備的・法規制・規約など注意することは沢山あります。また、どれか致命的な影響がある場合は計画自体の見直しや中止も余儀なくされる場合もあります。既存建物の仕上げ解体中に解ることも多く常にリスクを伴います。単にデザインや値段の良し悪しでの設計者・工事業者を選定するのではなく、知識・経験も大切な選定条件になります。私共では様々な建物の設計・監理をした経験を生かし、計画を総合的な見地から判断し設計を行っています。

事務所・店舗は収益にあたえる影響として立地の割合が大きいですが、私共では建築サイドで出来ることとして、

• ①市場ニーズにあった計画の立案をする。
• ②合理化した計画とする。
• ③魅力あるデザインとする。
• ④サスティナブル性を考慮する。

以上のことを設計に取入れてご提案しています。合理化した計画は建築コストの圧縮にもなりますがシンプルな計画はエンドユーザーから見ても使い易く、デザインから見ても飽きがこないものだと考えています。また、専有面積（貸出面積）の可変性をつくることも市場ニーズの変化に柔軟に対応できる大切なことになります。

近年、福祉施設の需要が大変増加しています。介護保険により収益を確保していくには収容人数からの逆算による収支計算が必要になります。その計算によって入れ物である建築の必要面積が決まってきます。新築の場合であれば計算に基づいた計画の立案を行います。また、既存建物を利用する場合はでは計画と用途変更の法手続きも私共で行います。私共では収支の計画に見合ったプランニングはもとより福祉関係の条例や法律を順守し、スタッフやエンドユーザーに対して使い易く、優しい設計をおこなっています。福祉関係施設は法規制や条例が多く適用されますので、計画初期段階からでもご相談をお受け致していますので、お気軽にお声掛けください。

私共では、既存建築物のファサード（外観）のリニューアルや計画中の建物に優れたデザイン要素を注入することも行っています。限られた予算の中でメンテナンス性も含め費用対効果の高いご提案をさせて頂いております。ファサードは建物において顔の部分であり周辺の地域にも影響を与え、集客的に見てもとても重要な部分になります。収益物件であるならなおさらです。短期的に見れば建設コストは増えますが、空室の減少や賃料のプラスに貢献できれば良いと考えられます。また、複合施設などではエントランスなどの共用部も大切な部分です。外観は綺麗でも中に入って嫌な印象を与えては問題です。お客様が最初に受ける印象を大切にして設計しています。